防災ガイドブック 外国語翻訳を終えて
「外国人のための日野市防災案内」には、中国語、英語、ベトナム語があることを知っていますか? 11名のボランティアのみなさんの協力で翻訳し、日野市のホームページで読むことができます。
中国語は、中国ルーツ3人と日本人1名のグループで、10回以上集まりました。理解できない日本語が多くあり、また、全員が納得できる中国語を探すことは、もっと難しかったようです。2時間以上話し合っても、1ページも進まないこともありました。
ベトナム語と英語は、担当するページを決めてお願いしました。ベトナム語は2名で、基本的なことを話し合った後は、それぞれのペースで進めてもらいました。仕事や子育てに大変忙しいにもかかわらず、「日本語の勉強などで、いつも助けてもらっています。自分にできることは、協力したいです。」と、快く協力していただきました。
英語は4名(中国ルーツ1名、日本人3名)で分担しました。翻訳が終わった後で、用語や表現のネイティブチェックをお願いしました。
日本語の原稿を何度も訂正したために、その度に翻訳も訂正してもらいました。さらに、翻訳以上に校正作業は大変で、時間がかかりました。
翻訳を終えて、外国ルーツの人からは、「たいへんではあったが、日本語や防災を学ぶ
貴重な経験になった」、との感想がよせられました。日本人にとっても、防災を考える機会になったようです。
Joey Lyon(ネイティブチェック担当)さんのコメントです。みんなの気持ちを表しています。
I was very happy to offer my assistance in writing the English version of the Hino City Disaster Handbook. Being able to work with others on the handbook was great, and I learned a lot about disaster procedures that I didn’t know. I hope the handbook can help everyone can learn more about safety and how to handle disasters.
防災案内の作成に協力してくださった日野市平和と人権課の平田歓喜さんからのコメントです。
この防災案内は原稿の作成から印刷、翻訳まで、HIFAの皆さんが長い時間をかけて作成された、努力の結晶であり、日野市は少しだけお手伝いをさせていただきました。またこの防災案内を使って、多文化共生版地域懇談会も開催させていただきました。これらも全てHIFAの防災・減災グループの皆様、翻訳にご協力いただいた方々、そしてHIFAの皆様のおかげだと感じております。
この日野市防災案内は日野市各地で配布・活用をさせていただき、これからの日野市の防災に役立てさせていただきます。この度は本当にありがとうございました。
協力いただいたみなさま、ありがとうございました。生活自立支援部 防災・減災グループ