日本語学習支援ボランティア基礎講座 第1回~3回を開催しました。
にほんごの会企業組合様にご協力をいただき、2020年度と2021年度で計6回の基礎講座を企画しています。今回はその6回のうちの前半の3回を日野市生活保健センターで開催しました。
新入会オリエンテーション受講後や支援活動開始直後のかたが主な参加対象者でしたが、基礎固めの復習としても、多くのかたが参加しました。
第1回研修会
① 日時 2020年9月5日(土)13:30~15:30
② 内容 ボランティアの役割や日本語の特徴についてなど
④ 真殿直子 氏
⑤ 参加者(数)22名
第2回研修会
① 日時 2020年9月26日(土)13:30~15:30
② 内容 動詞のグループ分けや、助詞、日付の教え方など
④ 平野眞理子 氏
⑤ 参加者(数)23名
第3回研修会
① 日時 2020年10月3日(土)13:30~15:30
② 内容 動詞のグループ分けの復習と、「て形」など動詞の活用の教え方
④ 吉岡あや子 氏
⑤ 参加者(数)21名
全体の感想
アンケートによると、3回とも7割以上が「理解できた」と、とても分かりやすい講座でした。
配布資料の『ハンドブック』など、使える資料であると好評でした。
勉強が楽しくないと、学習者は来なくなるのではないかという視点や、国語文法と日本語文法の違い、学習者が受け入れやすい教え方の順序など、気づきも多かったようです。
動詞の「て形」は多くの初級学習者が難しいと感じる点です。学習者が習得しやすいようにグループ分けやルールも教えられるように勉強しました。
そのほかアンケートでは、今後の研修内容について、発音・イントネーション・アクセントの教え方について学びたいという要望を数件いただきました。
日本語が困難な子どもへの学習支援についての市の体制や、日本語教室の運営など、教える内容以外のことも学びたいという要望もありました。
非漢字圏の学習者への漢字の教え方や、ロールプレイの方法など、いままであまりなかった要望もでています。
敬語や中級の学習支援についてもまだまだ学びたいという声があります。
研修グループでは、アンケートなどでいただいた皆様の要望から、今後も研修を企画開催いたします。
来期は、い形容詞・な形容詞、動詞の辞書系や「た形」、テキストからコミュニケーションへ、などを講座内容とすることを検討しています。